アレルギー性結膜炎|こじま眼科 戸塚 横浜市泉区 踊場|白内障 ドライアイ

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アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎について

アレルギー性結膜炎

当院のアレルギー性結膜炎の検査

当院では、20分でアレルギー性結膜炎の検査が行えます。この検査で原因(アレルゲン)がわかれば、アレルゲンの除去・回避によるアレルギー性結膜炎の予防や症状の緩和が容易になります。

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎とは、アレルギー反応により、目のかゆみや異物感などが起こる疾患です。アレルギーは、外部から体に異物が入ってきた際に生じる免疫反応の一つですが、本来なら無害なものに対して体が過剰に反応した場合を指します。日本人の15~20%くらいがアレルギー性結膜炎に罹っていると言われており、その内の約85%は花粉症による目の症状(花粉性アレルギー性結膜炎)と推定されています。

アレルギー性結膜炎には、花粉が原因となる「季節性アレルギー性結膜炎」、1年じゅう身近に存在するダニやハウスダストなどが原因となる「通年性アレルギー性結膜炎」、また春から夏にかけて症状が悪化する「春季カタル」などがあります。春季カタルの原因としては、ダニやハウスダスト、花粉、ペットの毛、コンタクトレンズなどが挙げられます。

アレルギー性結膜炎の主な症状

アレルギー性結膜炎の代表的な自覚症状としては、「目がかゆい」「目がゴロゴロする」「目やにが多い」などがあります。程度の差こそあれ、一般的に両目に症状が生じることもアレルギー性結膜炎の特徴です。

季節性アレルギー性結膜炎では、毎年決まった時期に目のかゆみなどの症状が現れます。ほとんどはスギやヒノキなどの花粉が原因で、患者さんの約7割が「アレルギー性鼻炎」を併発すると言われます。

通年性アレルギー性結膜炎では、ダニやハウスダストなどの原因物質が1年を通して存在するため、症状に季節性はみられず、慢性化しやすい傾向があります。春季カタルでは、目のかゆみや充血、痛み、まぶたのむくみ、異物感、大量の目やになどが見られ、くしゃみや鼻水を伴うケースもあります。幼稚園児や小学生男子に多く発症しますが、症状の多くは大人になると落ち着いてきます。目にアレルギー症状を覚えたら、まずは眼科を受診し、正しい診断を受けましょう。

アレルギー性結膜炎の治療

アレルギー性結膜炎の治療は、抗アレルギー薬などによる薬物療法が主体となります。通常、最初に抗アレルギー点眼薬を使用し、それでも改善しない場合はステロイド点眼薬を用います。なおも症状が治まらずに日常生活や仕事に差し支える場合は、抗アレルギー薬を内服することもあります。重症のアレルギー性結膜炎である春季カタルに対しても基本的には同じ治療が行われますが、症状が改善しないようなら免疫抑制薬(臓器移植の際に拒絶反応を抑える薬)の点眼を用いることもあります。なお、季節性アレルギー性結膜炎(花粉症)については、花粉の飛散が始まる2週間くらい前から抗アレルギー点眼薬の投与を開始すると、より効果的と言われます。

以上の治療法は、いずれも症状を抑えるための対症療法ですが、これに対してアレルギーのもとを抑える原因療法としては、減感作療法があります。減感作療法は、検査によって原因(アレルゲン)がわかっている患者さんに対し、その抗原を低い濃度から高い濃度まで十分な時間をかけて繰り返し注射することによって、体が反応しないように徐々に慣らしていく治療法です。

アレルギー性結膜炎のセルフケア

アレルギー性結膜炎の諸症状は、アレルギーの原因(アレルゲン)と接触しないように工夫することで軽減することができます。花粉などの季節性のアレルゲンなら、花粉が飛ぶ季節には、花粉になるべく接しないようにします。外出時には、ゴーグル型の眼鏡や花粉防止用のマスクを着用するのがとても効果的です。洗濯物は外に干さない、外出から帰った際は服に付着した花粉をよく払い、洗顔やうがいなどで体から花粉を除く、人工涙液を点眼して花粉を洗い流す、といった対策もあります。

ダニやハウスダストなどの通年性のアレルゲンについては、部屋の清潔を心がけたり、寝具を干したりするのが効果的です。なお、ペットを屋内で飼うのは避けたほうが良いでしょう。アレルギー症状がひどい時期には、コンタクトレンズの使用を控えましょう。